家で看取る。
2020-07-13
開業より半年が経ち、「とりあえず、せんばクリニックへ」とご近所の方々には知って
いただく方も増え、嬉しいかぎりです。
地域に貢献出来るよう、ますます張り切っています!
訪問診療の患者様も増え、その中で、ご自宅での看取りもさせていただいています。
看取りとは、終末期を迎えた方のそばで世話をして、最期を見届けることを表します。
高齢のためであったり、がんの末期状態であったり、終末期の状態は様々です。
近い将来に死に至ることが予想される患者さんに寄り添い、
身体的・精神的苦痛を出来る限り緩和するよう努めています。
「最後まで自宅で過ごしたい」そのように希望される方は少なくありませんが、
現在、日本ではご自宅で最期を迎える方は約2割です。
ご自宅で亡くなるためには、
ご本人やご家族に自宅で最期を迎えたいという希望があること、
訪問診療や訪問看護の医療チームの体制があること、
ご家族あるいは介護サービスによるサポートが得られること、などが必要となります。
住み慣れた我が家で過ごしながら、楽に、望むとおりに最期までよりよく生きるためには、
元気なうちから家族で話し合い、気持ちの整理と確認をしておくのが理想です。
ご自宅でも緩和ケア病棟と同等の医療行為
(麻薬による疼痛緩和・腹水穿刺・在宅酸素療法など)を受けることは可能です。
当院では状態に応じて病状を繰り返し説明し、ご本人やご家族と話し合い、意思決定しています。
納得して選べるように配慮し、揺れる気持ちに寄り添いながら支援体制を整えてまいります。
地域の方々の在宅診療を看取りも含めてお手伝いいたします、お気軽にお問合せください。
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